さてさて、4/13~5/13にかけて一ヶ月間におよぶロサンゼルスでのプログラム「Japanese Hollywood Intensive Program 2024」が無事終わり、オーナーは帰国しました。
これは、提携しているアクティングスクール「LAPAC」にて、一ヶ月間授業を受け、更に舞台発表会などもやるというものです。
今回は短編映画の撮影も企画し、日々充実しておりました。
ざっと振り返っていきたいと思います。
住まい
Culver cityのアパートをairbnbで借りました。男性部屋と女性部屋の二つを借りて、共同生活をしていましたよ。
周辺環境(カルバーシティ)
Culver cityとはとても便利な町で、いいお店もたくさん。アパートの近くには、VonsとSproutsというスーパーもあり、CVSというドラッグストアもあります。
そして学校のLAPACまではメトロEラインで一駅という距離。何度も行き来すること、海外慣れしていない人も多いということから立地を最優先に選びました。
LAPAC(ロサンゼルス演技学校)
サンタモニカからWest LAのPico Blvdに移ったLAPAC。
LAPAC授業①マイズナー
初回は校長のナタリアでしたが、カリキュラム再編で、前回(2020)も担当してくれたヴィンセント・ラパスが担当。
マイズナーのレペティションの基礎をやり、最後のほうは歌を唄ったり、手紙を書くアクティビティなどもありました。
週2コマあったので、まぁまぁ回数はできました。
LAPAC授業② ストラスバーグ
ストラスバーグの授業はアクターズスタジオ正会員でもあるブライアン・コナーズ。同じ話を何度もしてたり、話が突然跳んだりですが、いつも親しくしてくれました。
多少リラクゼーション、感情の記憶のワーク、アニマルエクササイズなどはやりましたが、ペアで決めたシーンを演じて、最終日に撮ることを目指した授業でした。
LAPAC授業③ カメラ演技
オンカメラ演技の担当はジェレミー・ターディ。主にオーディションでセルフテープを作る際の授業で、テキストへの対策の仕方や、カメラ前での演技のコツについて、とてもわかりやすく教えてくれました。一人ひとりの発表とフィードバックも充実していました。
LAPAC授業④ 英語コミュニケーション
英語コミュニケーションの授業は、日本語もいくらかわかる言語オタクのマルコ。英語が苦手な生徒にとっては、一番フィットしていましたが、演技というよりは英語の授業という感じ。特に発音を重視していました。口のエクササイズなどもユニークでした。
LAPAC授業⑤ ジャパニーズパフォーマンス
合計36時間かけて、最後のShowcaseに向けてスタニスラフスキーやマイケル・チェーホフのメソッドを紹介しながら、「Holy Box」という作品作りを進めていきました。担当は別役慎司。
LAPACに留学中の日本人女性も加わって、がんばって稽古していきました。
LAPAC特別授業
LAPAC常勤で、元ブラジルのスタニスラフスキー・インスティテュートのティアゴによる特別授業もありました。生徒からも非常に評判が高かった授業でした。
また、校長ナタリアの映画の試写会も開かれ、終了後ピザなどが振る舞われました。
Showcase「Holy Box」
最終日には「Holy Box」(作・演出:別役慎司)をLAPACの劇場で上演。40分間のお芝居で、日本語での上演(英語字幕付)でした。観客は日本人もいれば在米外国人もいるという環境で、一回きりの公演でしたが、みんなしっかりと出し切って良い公演に出来たと思います。観客からも好評で、作品のストーリーも演技も褒められていました。
オムニバス形式ですが、ストーリーは貫通していて、4つのエピソードを紹介しました。
短編映画「You-niverse」
LAPACとは別で、我々は映画制作も行いました。現地の撮影監督Javiさんと音響Jonさんと一緒に2日間かけて撮りきりました。約20分ほどの作品になる予定です。
この作品は、ロサンゼルスについてから書き始めました。サンタモニカカレッジに通う初めて会う人もいましたし、この映画撮影のために関西から2名一週間滞在していました。
ロケは共同生活をしていたアパートと、周辺のカルバーシティで。なんとか無事撮り切れてよかったです。
観光
観光は、初期はみんなでハリウッド行ったり、グリフィス天文台行ったりしました。その後は、結構バラバラでオフを過ごしていましたね。
ぼくも個人的には、サンタモニカ行ったり、ベニスビーチの砂浜を歩いたり、アカデミー博物館に行ったり、ドジャース戦を観に行ったりして、満喫しました。
カリフォルニア州立大学演劇科見学
世界レベルの指導者ヒュー・オゴーマンのクラス見学に今回も行きました。いつもながら素晴らしい授業です。帰りはロングビーチも観光しました。
ティム・ロビンスと話す
「ショーシャンクの空に」で有名なオスカー俳優ティム・ロビンスと初めて会えました。握手して、囚人プログラムについて少し話せたのは感激です。
Infolist パーティー
神田ロムさんらとともに、名物のハリウッドレッドカーペットパーティーにも参加。ファンシーな経験をしてきました。カクテル1杯30ドル(4500円)はきつかったです。
ということで、他にも色んな人に会ったりもしましたが、毎日毎日刺激的で充実していました。参加者のみんなも、たくさんの経験で価値観が変わり、成長できたのではないでしょうか。
1ドル150円越の超円安の時期に一ヶ月間も滞在するのは大変でしたが、たくさんの財産を得て、人生を変えるきっかけになったと思えば安いもの。
日本に戻って、是非この経験を生かしてほしいと思います。