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夫婦としての何気ない日常を過ごしていたソノは美術学校に通い始め、自分より少し年下の女学生ミツと出会い恋に落ちる。夫婦という「番」における愛、ソノとミツという異質な「番」における愛。様々な愛が交錯し最後に残る愛の形は。幸せか、醜い憎悪か。
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原案は恋愛小説の巨匠、谷崎潤一郎が描く妖しくて哀しい愛の奈落『卍』(1931年、改造社)。劇作・演出を、幼少の頃から芸能活動に親しんできた現役大学生の日髙来哉が努める。舞踊と演劇の融合性を図り、敏感な心情の変化や生の交わりを、舞台美術・小道具・衣裳・照明全ての要素を使い表現する。作品の起承転結において物語を舞踊で繋ぎ、激しい即興性も実験として行う。恋や愛、人の惰性が見え隠れする部分を重視し、主に照明効果による陰影を用いる。
今や繊細とも言い切れぬ、異性愛・シスジェンダー中心主義を蔓延る国内においての性的なマイノリティ。それらを同年代のキャスト・スタッフ陣と共に、巧みなデザイン、表現能力、身体的柔軟性、演技力に落とし込み、唯一無二の劇空間を創作する。純日本文学を堪能できる舞踊劇(≠ミュージカル)として上演し、演劇というジャンルを通じて世の中に自分たちの「人となり」を発信する糸口を作ってゆく。
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2024年11月9日(土) 13:00開演(12:15開場)※ユウカン
2024年11月9日(土) 17:00開演(16:15開場)※チョウカン
2024年11月10日(日) 13:00開演(12:15開場)※チョウカン
2024年11月10日(日) 17:00開演(16:15開場)※ユウカン
※チョウカン=泉虎太郎 出演回
※ユウカン=日髙来哉 出演回
*朝と夕を表すタイムテーブルではありませんのでご注意ください。
*各回70分間の上演を予定
*開場・受付開始は各回45分前から
*全席自由・受付順入場